アサヒが昨年来安値、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」継続、目標株価は4400円に引き下げ

株式

2020/3/10 17:16

 アサヒグループホールディングス<2502.T>が3日続落、221円安の3545円まで売られ、連日の昨年来安値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では9日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は5300円から4400円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、グローバルビールメーカーのバリュエーション低下を反映し、目標株価を4400円に引き下げるとしている。株価は直近大きく下落したものの、国内酒類事業の厳しい収益環境の継続や豪州CUV事業買収に伴うエクイティファイナンスが控えているとみることから、当面株価上昇のカタリストに乏しいと考え、「ニュートラル」を継続するとしている。

 連結営業利益について、20年12月期2600億円(前期比22.1%増、従来2660億円、会社側計画は2185億円)、21年12月期2800億円(従来2900億円)、22年12月期2850億円(同2930億円)と試算。既に買収合意を発表している豪州CUB事業が2020年度第2四半期(20年4-6月)から連結化される前提となっている。

 10日の終値は、前日比75円安の3691円。

提供:モーニングスター社

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