日東網が急落、同社の元従業員による不正行為が判明

株式

2020/3/11 16:31

 日東製網<3524.T>が急落し、137円安の1272円を付けている。10日引け後、19年12月、同社の元従業員による不正行為が判明したと発表、嫌気された。

 同社の内部調査により、元従業員が数年間にわたり現金を着服し、その事実を隠蔽するために会計上の操作を行っていたことが19年12月に判明した。不正行為による、20年4月期の連結業績に与える影響は軽微とし、第3四半期(19年5月-20年1月)の損益計算書の販売費および一般管理費の中に、不正関連損失として2700万円を計上したとしている。同社では、今回の事案は、慎重な調査を必要としたことに加え、厳格かつ綿密な再発防止策の策定、警察への捜査協力の関係から、公表までに一定の期間を要し、この時期での公表となったとしている。

 20年4月期第3四半期(19年5月-20年1月)の決算は、売上高が126億8300万円(前年同期比1.8%増)、営業利益が2億4900万円(同40.7%増)だった。

 11日の終値は、前日比137円安の1272円。

提供:モーニングスター社

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