大成建設、揮発性有機化合物を短時間で浄化する技術を開発

株式

2020/3/11 16:33

 大成建設<1801.T>は11日、電極兼用注入管を用いて地盤を加熱し、汚染地下水に含有する揮発性有機化合物(VOCs)を短時間で浄化する技術を開発し、実証試験により実用化にメドを付けたと発表した。

 同社では、電極兼用注入管を用いて粘土層を加熱し、VOCsを粘土層から帯水層に溶出させた後、浄化材などを供給することで微生物による浄化を促進する、地盤加熱型の微生物浄化技術を開発。実地盤における加熱実証試験を行い、実用化できることを確認した。今後、VOCs汚染が懸念され、短期間での浄化が求められる汚染サイトにおいて、粘土層などの不透水層に接する帯水層を対象とした原位置浄化技術として、同技術を適用していくとしている。

 11日の終値は、前日比変わらずの3330円。

提供:モーニングスター社

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