日揮HDが昨年来安値、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は1500円に引き下げ

株式

2020/3/16 16:04

 日揮ホールディングス<1963.T>が3日続落、63円安の900円まで売られ、連日の昨年の来安値更新。SMBC日興証券では13日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は2000円から1500円に引き下げている。

 「保守的な前提を置いても株価は売られすぎの水準に達していると考えている」とコメント。(1)すでに受注を発表しているモザンビーク・ロブマ・ベンチャー向けLNGプロジェクトの最終投資決定時期を2020年3月予想から2021年3月に(2)イラク・バスラ精油所のFID時期を2021年9月に(3)パプア・ニューギニアLNG拡張工事のFID時期を2020年10月予想から2021年6月に――大幅に後ろ倒しする前提に変更。原油価格急落の影響により、顧客の投資決定タイミングが相当ずれ込む、保守的な前提に変更した。

 この結果、20年3月期受注高予想は2632億円(従来8430億円)、21年3月期7180億円(同8225億円)に変更。また、この結果、21年3月期における完成工事高の水準は旧予想よりも低下し、前期比9%増の5311億円としている。一方で、LNGカナダ、モザンビーク・ロブマ・ベンチャー向けLNGなどの完成工事高が増加する22年3月期の完成工事高は同32%増の7006億円と大きく増加すると予想している。

 16日の終値は、前週末比75円安の888円。

提供:モーニングスター社

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