<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP伸び率見通しを1.48%増に下方修正

新興国

2020/3/24 10:36

 ブラジル中央銀行が23日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の20年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは、前週予想の対前年比1.68%増から1.48%増に下方修正された。下方修正は6週連続、1カ月前の予想は2.20%増だった。また、21年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは158週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.75%に据え置かれた。1カ月前の予想は4.25%だった。一方、21年末時点の見通しも前週予想の5.25%に据え置かれた。1カ月前は6.00%だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の3.10%上昇から3.04%上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は2週連続、1カ月前の予想は3.20%上昇だった。21年の見通しも前週予想の3.65%上昇から3.60%上昇に上方修正された。上方修正は2週連続、1カ月前の予想は3.75%上昇だった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=4.35レアルから4.50レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は4.15レアルだった。21年末時点の見通しも前週予想の4.20レアルから4.29レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は4.15レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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