日経平均104円高、買い先行後は上値の重い状況=7月1日前場

 7月1日前場は日経平均株価が、前週末比104円32銭高の3万9687円40銭、TOPIX(東証株価指数)が同13.71ポイント高の2823.34ポイントと、そろって続伸した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、同28日の大阪取引所清算値比210円高の3万9790円だったこともあり、前週末の堅調な動きを維持して買い先行スタート。日経平均は午前9時18分に、同359円61銭高の3万9942円69銭を付け、心理的なフシ目の4万円に迫る場面もあった。ただ、買い一巡後は、手掛かり材料難の中、戻り待ちの売りに押される動きが続き、上値は重かった。東証プライム市場の出来高は8億2506万株、売買代金は1兆9605億円。騰落銘柄数は値上がりが900銘柄、値下がりは681銘柄、変わらずは64銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株もしっかり。一方、住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が安い。

 個別では、長野計器<7715.T>、Jフロント<3086.T>、高島屋<8233.T>、ヤマシンF<6240.T>、川崎汽<9107.T>などが上昇。半面、アダストリア<2685.T>、藤田観<9722.T>、プロレドP<7034.T>、マルマエ<6264.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ