鹿島、マニピュレータ型現場溶接ロボットを開発し熟練技能者と同等レベルの品質を実現

株式

2020/3/27 7:31

 鹿島<1812.T>は25日、溶接量が多い大型鉄骨柱の溶接に対応する、マニピュレータ(多関節)型現場溶接ロボットを開発し、一般的にロボットでは難しいと言われる角形鋼管柱(BOX柱)角部の連続溶接を含めた全周囲溶接を行い、熟練技能者と同等レベルの品質を実現したと発表した。

 開発したロボットを、同社が東京都内で施工中のビルに実適用。800ミリ角・25ミリ厚の角形鋼管柱の一部の全周囲溶接に適用し、開発した各種機能の実施検証を行った。その結果、熟練技能者による溶接と同等水準の品質が確保されていることが確認できたという。今後は、同社が掲げる「鹿島スマート生産」の実現に向け、グループ一丸となって溶接ロボットの適用を積極的に推進し、現場溶接のさらなる省力化を目指すとしている。

 26日の終値は、前日比46円安の1096円。

提供:モーニングスター社

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