日経平均は350円程度安、売り先行後も弱含みの動きが続く=4月1日寄り付き

 4月1日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比350円程度安い1万8560円前後で推移する。午前9時12分には、同399円54銭安の1万8517円47銭を付けている。きのう3月31日の弱い動きや、現地同31日の米国株式が反落した動きなどから売りが先行。為替市場でドル・円相場が、円高方向に振れていることも重しとなっているもようで、弱含みの動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比65円安の1万8645円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、極洋<1301.T>、日水<1332.T>などの水産農林株が下落。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も下げている。

 個別では、ヤマシタHH<9265.T>、ランド<8918.T>、アセチレン<4093.T>、武蔵精密<7220.T>、ニプロ<8086.T>などが下落。半面、ヒトコムHD<4433.T>、イーブック<3658.T>、DyDo<2590.T>、ひらまつ<2764.T>、セイノーHD<9076.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=107円台の前半(3月31日終値は1ドル=108円41-43銭)、1ユーロ=118円台の前半(同119円21-25銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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