日経平均は530円程度高、好地合いや欧米株高、緊急経済対策などを材料視=7日寄り付き

 7日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比530円程度高い1万9100円前後で推移する。午前9時7分には、同586円22銭高の1万9162円52銭を付けている。取引時間中に1万9000円台を付けるのは、3月31日以来、1週間ぶり。きのう6日に大幅な上昇となっていた地合いや、現地6日の欧米株式が大幅な上げをみせたことなどから買いが先行。6日に安倍晋三首相が、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、事業規模108兆円の緊急経済対策を実施すると発表したことも材料視されている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比350円高の1万8920円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も上げている。

 個別では、ワタベ<4696.T>、日精線<5659.T>、ぴあ<4337.T>、エアーテック<6291.T>、東海ソフト<4430.T>などが上昇。半面、デンカ<4061.T>、一正蒲鉾<2904.T>、Vキューブ<3681.T>、アネスト岩田<6381.T>、薬王堂HD<7679.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=108円台の後半(6日終値は1ドル=109円17-19銭)、1ユーロ=117円台の半ば(同118円09-13銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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