日経平均は157円安と反落、売り先行後もさえない動きが続く=24日前場

 24日の日経平均株価は、前日比157円02銭安の1万9272円42銭と反落して前場の取引を終了した。午前9時38分には、同218円76銭安の1万9210円68銭を付ける場面もみられた。朝方から売りが先行する格好となり、軟調に推移。売り一巡後は、やや下げ幅を縮小したものの、時間外取引で米株価指数先物が下落したことや、中国・上海総合指数が続落していることもあり、さえない動きとなった。ただ、日銀によるETF(上場投資信託)買いを想定し、売り込む動きにはつながらなかったようだ。東証1部の出来高は4億8214万株、売買代金は7994億円。騰落銘柄数は値上がり573銘柄、値下がり1504銘柄、変わらず92銘柄だった。

 市場では「手掛かり材料難や市場参加者の減少に加え、週末を控えたポジション調整の売りもあり、軟調な展開を強いられている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も下げている。東証業種別指数は、26業種が下落、7業種が上昇した。

 個別では、レッグス<4286.T>、FPG<7148.T>、アステリア<3853.T>、ジーンズメイト<7448.T>、蛇の目<6445.T>などが下落。半面、クボテック<7709.T>、ネットワン<7518.T>、エイトレッド<3969.T>、新日科学<2395.T>、OBC<4733.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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