KOAが3日ぶり反発、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は1200円に引き下げ

株式

2020/5/8 16:13

 KOA<6999.T>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では7日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1600円から1200円に引き下げている。

 同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を1200円に引き下げるとしている。20年3月期実績、足元の需要減が反映されている。20年3月期PBRは0.56倍と低位にあり、割安感があること、自動車生産台数が増加に転じれば、電装化の進展とともに業績も回復傾向に向かう可能性が高いと考えられること、四半期での業績のボトムは21年4-6月期となる可能性が高いことから、「1」を継続するとしている。

 自動車向けに関しては、電装化により員数が上がることから、中期的に自動車生産台数を上回って増加する可能性が高いとの見通しは維持する一方で、短期的には、自動車生産台数減少の影響を大きく受けることから、21年3月期9月中間期は営業赤字に転落、21年4-6月期が業績のボトムとなり、同10-12月期からの黒字化を見込んでいる。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期11億円(前期比24.9%減、会社側計画は非開示)、22年3月期23億円、23年3月期37億円、24年3月期45億円、25年3月期54億円と試算している。

 8日の終値は、前日比36円高の890円。

提供:モーニングスター社

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