<話題>日経平均の戻りを試す展開に期待

株式

2020/5/8 17:55

 今週(7-8日)、8日に日経平均株価は前日比504円高の2万179円で高値引け。7日にはギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」が新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で初めて承認され、8日に発表された7日の新規コロナ感染者数は、東京で23名、全国で96名と、3月終盤以来の低水準。非常事態宣言の今月末までの延長が決定した直後ではあるが、自粛の早期解除、経済活動の本格化への期待が高まったという印象だ。

 有力な治療薬が承認されても新規感染者数が激増している最中であれば政府としても非常事態宣言を解除しにくいし、新規感染者の数が急減していても有力な治療薬がなけれは解除に踏み切りにくい。命を失うリスクを考えると当然である。しかし治療薬が登場し、新規感染者も急減したとなれば話は別だろう。8日のマーケットでは東証1部における値上がり銘柄数が1835と全体の84%にのぼっており、巨大な岩盤である2万円がらみを上抜こうとしている日経平均の戻りを試す展開に期待したい。

提供:モーニングスター社

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