エーザイが下げ幅拡大、21年3月期の連結業績は増収ながら減益を予想

株式

2020/5/13 16:28

 エーザイ<4523.T>が下げ幅を拡大し、146円安の7391円を付けた。13日午後零時30分、21年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表。増益ながら減益予想を示し、嫌気された。

 21年3月期業績は、売上収益7190億円(前期比3.4%増)、営業利益880億円(同29.9%減)を予想。売上収益は、グローバルブランド「レンビマ」「ハラヴェン」「フィコンパ」の成長に加え、日米における「デエビゴ」の上市などで、増収を見込む。利益面では、次世代認知症治療薬や、アンメット・メディカル・ニーズの高いがん腫(しゅ)を標的とした「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用療法の開発に積極的な資源投入を行うことから、減益となる見込み。前提となる為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=117円、1ポンド=130円、1人民元=14.6円としている。

 20年3月期決算は、売上収益が6956億2100万円(前期比8.2%増)、営業利益が1255億200万円(同45.7%増)だった。

 13日の終値は、前日比129円安の7408円。

提供:モーニングスター社

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