NEC、JR東日本向けにクラウド・AI技術を活用した業務支援システムを構築

株式

2020/5/26 7:34

 NEC<6701.T>は前週末22日、JR東日本<9020.T>と輸送障害発生時の運行管理部門における情報共有の高度化と判断支援、さらに技術継承の促進を目的に、クラウド・AI(人工知能)技術を活用した業務支援システムを構築し、JR東日本の東京総合指令室を対象に25日から稼働を開始すると発表した。

 構築した業務支援システムは、JR東日本の輸送品質の維持・向上に向け、より効果的な技術継承の仕組みや指令員の判断支援の高度化に対応。AI技術の活用で、業務マニュアルや過去約10年間の輸送障害に関するドキュメントの自然言語分析・デジタル化を推進した。また、各種クラウドサービスを活用した情報共有基盤を構築し、輸送障害対応状況の共有・可視化を促進。蓄積されたデジタル化データに基づき、輸送障害発生時に過去の類似事象の手配内容や教訓をサジェストする判断支援機能や、平常時に教育コンテンツとして活用するための技術継承支援機能を開発した。

 25日の終値は、前週末比変わらずの4885円。

提供:モーニングスター社

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