日経平均は155円程度高、3カ月ぶりに2万2000円台を回復するなど堅調な展開=6月1日寄り付き

 6月1日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比155円程度高い2万2030円前後で推移する。午前9時23分には、同184円56銭高の2万2062円45銭を付け、取引時間中としては、2月27日以来、3カ月ぶりに2万2000円台を回復した。前週末5月29日は、週末・月末要因から反落したものの、現地29日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が反発。29日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、同29日の大阪取引所終値比140円高の2万1950円だったことから、同清算値にサヤ寄せする動きが強まった。その後も、堅調な展開で、時間外取引で米株価指数先物が下落していることには反応薄のようだ。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、アイフル<8515.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も上げている。

 個別では、トリケミカル<4369.T>、enish<3667.T>、GMOクラ<3788.T>、ペッパー<3053.T>、ニイタカ<4465.T>などが上昇。半面、ランド<8918.T>、UMCエレ<6615.T>、大東銀行<8563.T>、三城HD<7455.T>、住友林<1911.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=107円台の後半(前週末5月29日終値は1ドル=107円20-21銭)、1ユーロ=119円台の後半(同119円05-09銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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