<新興国eye>トルコ3月失業率は13.2%―2カ月連続で低下

新興国

2020/6/11 11:45

 トルコ統計局が10日発表した3月の失業率(季節調整前)は13.2%と、2月の13.6%を下回り、2カ月連続で低下した。

 同国の失業率は19年の1月と2月の14.7%をピークに低下傾向にある。同6-8月は3カ月連続で上昇したが、同9-11月は3カ月連続で低下した。同12月(13.7%)から再び上昇に転じ、20年1月まで2カ月連続で上昇したが、2月から低下傾向を示している。

 このうち、非農業部門の失業率は15.0%(2月は16.1%)となった。

 年代別では15-64歳が13.5%(2月は14.3%)となったのに対し、15-24歳の若年層は24.6%(同25.2%)と、依然突出している。

 失業者数(15歳以上)は前年比57万3000人減の397万1000人となった一方で、雇用者数は同166万2000人減の2613万3000人と大幅に減少した。雇用率も前年比3.4%ポイント低下の42.0%(2月は45.4%)となった。

 セクター別の雇用者数は、サービス業が全体の57.6%(2月は58.3%)と最も高く、次いで製造業の21.1%(同20.9%)、農業の16.4%(同15.5%)、建設業の4.9%(同5.2%)となった。

 労働市場参加率は48.4%(2月は52.9%)だった。

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 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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