日経平均は125円程度安、売り先行後も弱含みの動き=18日寄り付き

 18日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比125円程度安い2万2330円前後で推移する。午前9時19分には、同154円86銭安の2万2300円90銭を付けている。きのう17日は下げ渋る動きをみせていたものの、為替市場で円がドルやユーロに対して円高方向に振れていることが警戒され、売りが先行した。その後も、手掛かり材料に欠けるなか、弱含みの動きとなっている。現地17日の米国株式はNYダウが4日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は4日続伸するなど、まちまちで、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は17日の大阪取引所終値比70円安の2万2460円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も下げている。

 個別では、古河電池<6937.T>、東祥<8920.T>、ビーロット<3452.T>、武蔵精密<7220.T>、DNC<4246.T>などが下落。半面、システムソフト<7527.T>、ランド<8918.T>、CEHD<4320.T>、テモナ<3985.T>、NSD<9759.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=106円台の後半(17日終値は1ドル=107円34-36銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円92-96銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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