住友化学、樹脂製蓄熱材「ヒートレージ」が建材メーカーのシート状潜熱蓄熱建材に採用

株式

2020/6/18 16:33

 住友化学<4005.T>は18日、自社開発した樹脂製蓄熱材「ヒートレージ」が建材メーカーから販売されたシート状潜熱蓄熱建材に採用されたことを明らかにした。同蓄熱材を用いた製品が社会で実装・販売されるのは、今回が初めとなる。

 「ヒートレージ」は相変化(物質が1つの相から他の相へ変わる現象)を利用して、20-50度Cの範囲内の所望の特定温度域で熱の出し入れをするように設計された樹脂で、押出や射出、紡糸などの成形加工を容易に行うことができる。また、成形加工しても蓄熱する温度域で固体の形状を維持できることから、従来の低分子系蓄熱材のように、蓄熱して液化した際に樹脂が漏洩しないようアルミパックやプラスチック、カプセルなどの容器に封入して使用する必要がなく、蓄熱材成形品の切断や釘打ちといった加工の自由度を高めることができる。

 18日の終値は、前日比5円安の339円。

提供:モーニングスター社

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