<米国株情報>アメリカン航空、新株発行などで約3700億円調達へ

株式

2020/6/23 10:10

 航空大手アメリカン航空グループ<AAL>は21日、新株式発行などにより計35億ドル(約3700億円)を外部から調達する計画を明らかにした。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う旅客需要の低迷により売上が大幅に減少し、手元資金がひっ迫しているためとしている。

 計画では、期間25年のシニア債(担保付上位債)で15億ドル、同25年の転換社債で7億5000万ドル、同24年のタームローン(証書貸付)で5億ドル、新株発行で7億5000万ドルをそれぞれ調達する。シニア債は機関投資家に限定する。新株と転換社債については、証券大手ゴールドマン・サックス<GS>などの引き受け幹事4社に対し、1億1250万株を上限とするオーバーアロットメンによる売り出しを認めるとしている。

 同社やデルタ航空<DAL>、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL>の米航空大手3社は、需要減少と旅客輸送能力の削減により、4-6月期の売上高が前年比約90%減する見通し。7月から段階的に輸送能力が引き上げられるものの、市場では世界の航空輸送能力は前年比70%減にとどまるとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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