<米国株情報>アップル、「Mac」向けCPUをインテル製から自社製に切り替え

株式

2020/6/24 10:22

 アップル<AAPL>のティム・クックCEO(最高経営責任者)は22日の年次開発者会議「WWDC 2020」で、パソコン「Mac」に搭載するCPU(中央演算処理装置)をインテル製から自社製に切り替える方針を明らかにした。06年から15年間続いた半導体最大手インテル<INTC>とのビジネス関係を打ち切る。経済専門テレビ局フォックス・ビジネス(電子版)などが伝えた。

 「アップルシリコン」と呼ばれる自社製CPUは、サーバー向け半導体の設計に関する知的所有権を提供する英ARMホールディングスが開発したアーキテクチャー(設計構造)を採用したマイクロプロセッサ。新型ノートパソコン「MacBook Pro」と新型デスクトップパソコン「iMac」に搭載され、最初に搭載された製品は年末までに出荷される予定。アップルは約2年をかけてインテル製からの切り替えを完了させる計画だ。

 アップルのパトリック・ムーアヘッド技術研究担当社長は、アップルシリコンの採用によりMacBook1台当たりの生産コストが150ドル削減できると述べた。また、市場では従来製品に比べて一段と省エネが進み、パフォーマンスも50-100%向上するとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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