日経平均は144円高と反発、押し目買いで下げ渋りジリ高の格好に=2日前場

 2日の日経平均株価は、前日比144円50銭高の2万2266円23銭と反発して前場の取引を終了した。買い先行後、下げに転じるなど、不安定な動きをみせる場面もあったが、押し目買いに下げ渋った。午前11時29分には同145円78銭高の2万2267円51銭を付けるなど、買い手掛かりに乏しいものの、ジリ高の格好となった。為替市場で、ドル・円が1ドル=107円40銭台(1日終値は107円56-58銭)と、朝方から小動きが続いている。東証1部の出来高は6億1599万株、売買代金は1兆149億円。騰落銘柄数は値上がり1084銘柄、値下がり1009銘柄と拮抗、変わらずは75銘柄だった。

 市場では「25日移動平均線(1日時点で2万2425円)が下向き方向にあり、上値を抑える格好にあることから、戻りは限定的となることも想定される」(中堅証券)との慎重な見方があった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。東証業種別指数は、29業種が上昇、4業種が下落した。

 個別では、ガンホー<3765.T>、エスプール<2471.T>、一家ダイニン<9266.T>、エムティア<9438.T>、リテールP<8167.T>などが上昇。半面、GMOクラ<3788.T>、レオパレス<8848.T>、Ubicom<3937.T>、オーケストラ<6533.T>、アセンテック<3565.T>などが下落した。

提供:モーニングスター社

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