三井住友が反発、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価は3900円を継続

株式

2020/7/2 16:36

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では1日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「オーバーウエート」(強気)に引き上げ、目標株価は3900円を継続している。

 20年3月期決算・新型コロナウイルス影響を踏まえ、同証券業績予想を引き下げるものの、バリュエーション手法変更により、目標株価は3900円を据え置くとしている。新型コロナウイルスの影響により与信関連費用は21年3月期に高水準となろうが、22年3月期から23年3月期で段階的に減少することから、業績回復を見込んでいる。業績回復に伴い自己株式取得は22年3月期からの再開を予想している。

 大手銀行のPBRと自己資本総還元率の相関から算出する理論株価は直近株価に対し上値余地を示し、「オーバーウエート」に引き上げるとしている。資源関連や航空機関連も危機時の耐性は高まっており、大きなダウンサイドリスクはないとみることに加え、セクター内で相対的に資本の充分性が高く、早期に自己株式取得の再開が可能とみているという。

 同証券では、連結実質業務純益について、21年3月期9080億円(前期比11.8%減、従来1兆1980億円、銀行側計画は非開示)、22年3月期9230億円(従来1兆2590億円)、23年3月期9410億円と試算している。

 2日の終値は、前日比42円高の3052円。

提供:モーニングスター社

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