日空ビルが反落、三菱UFJモルガン証は「Sell」・目標株価3350円に引き下げ

株式

2020/7/7 16:30

 日本空港ビルディング<9706.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では6日付で、レーティングを「Hold」(中立)から「Sell」(売り)に、目標株価を5200円から3350円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では、業績予想を下方修正、あわせて目標株価を3350円に引き下げるとしている。新型コロナの影響により、羽田空港の旅客数増加による利益成長のストーリーが後退していると考え、「Sell」に引き下げるとしている。今後、21年3月期の四半期決算やガイダンス発表を受け、株価は22年3月期以降の業績回復の鈍さを織り込むと考えるとしている。

 同証券では、連結営業利益について、21年3月期350億円の赤字(前期は98億9200万円の赤字、従来220億円、会社側計画は非開示)、22年3月期5億円(従来260億円)、23年3月期83億円と試算している。20年3月期末で約720億円の手元流動性を持つほか、短期の借入枠を増やし、かつ長期の借入枠も増やす計画にあることから、資金繰りリスクは低いと考えるともしている。

 7日の終値は、前日比105円安の4515円。

提供:モーニングスター社

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