<特集>少額投資に向く銘柄(3)=テクノホライゾン―教育現場のICT化で活躍

株式

2020/7/10 17:57

 テクノホライゾン・ホールディングス<6629.T>を拾いたい。同社は、光学事業と電子事業を基盤に、書画カメラ事業、管理カメラ事業、車載器ソリューション事業などを手掛けている。新型コロナウイルスの感染拡大で、学校が休校を余儀なくされる事態が発生。リモートによる授業が求められたが、通信の環境やタブレット端末不足などが判明した。リモート学習にかかわるインフラのぜい弱性により、想定通りに授業が進まず学びの継続性が問題となっている。同社では、教育ICT整備の加速が求められるなか、書画カメラ(実物投影機)製品を拡充。教室内配線をすっきりとさせるワイヤレスへの需要を受け、映像を大型提示装置に表示することができるシステムを発売。その他、遠隔事業支援システムや電子黒板などの開発も手掛けていることから、教育のICT化が進展するなか、同社の活躍する場面も増えそうだ。

 同社株は10日に上場来高値となる1042円を付けた後、利益確定売りに押され、上げ幅を縮小して取引を終えている。ただ、高値を更新しているだけに、需給関係は良好とみられ、上値追いの展開が期待される。

提供:モーニングスター社

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