日経平均は203円程度安、弱い地合いに加え対ドルでの円高が重し=31日寄り付き

 31日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比203円程度安い2万2135円前後で推移する。午前9時23分には、同211円87銭安の2万2127円36銭を付けている。31日の日経平均株価は、前日比71円64銭安の2万2267円59銭と6日続落してスタート。きのう30日の弱い地合いが継続し、売りが優勢となった。その後も、為替市場でドル・円相場が円高方向にあることから、弱い動きが継続している。現地30日の米国株式は、NYダウが反落した一方、ナスダック総合指数は続伸するなどまちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は30日の大阪取引所終値比90円安の2万2230円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も下落。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も下げている。

 個別では、DTS<9682.T>、SMN<6185.T>、ソフトブレーン<4779.T>、NSSOL<2327.T>、パナソニック<6752.T>などが下落。半面、タケエイ<2151.T>、味の素<2802.T>、カルビー<2229.T>、TDK<6762.T>、日立物流<9086.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=104円台の半ば(30日終値は1ドル=105円06-08銭)、1ユーロ=124円台の前半(同123円52-56銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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