栄研化学が4日続伸、大和証は「2」・目標株価2000円に引き上げ

株式

2020/7/31 17:05

 栄研化学<4549.T>が4日続伸。大和証券では30日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を1900円から2000円に、それぞれ引き上げている。

 投資判断引き上げは、特許を保有するLAMP法(簡易で迅速な遺伝子検出検査法)による新型コロナウイルス検査試薬の国内外での需要増により、21年3月期は2ケタ増益達成を予想すること、を理由に挙げている。「健康診断の中断や受診抑制によるマイナス影響への懸念から株価は下落基調であったが、新型コロナウイルス検査需要の高まりから、株価上昇の可能性が高まろう」とコメントしている。

 今後の注目点は、新型コロナウイルス検査試薬の海外での需要増、を挙げている。複数の国から供給要請があったと会社側は説明しており、世界市場では多数の検査試薬が導入される中、海外から同社試薬が選ばれた点は高く評価できると考えているという。21年3月期下期から海外向け出荷が本格化すると予想している。

 同証券では、連結営業利益について、21年3月期53億円(前期比15%増、従来45億円、会社側計画は非開示)、22年3月期51億円(従来48億円)、23年3月期50億円(同50億円)、24年3月期52億円(同52億円)、25年3月期55億円(同54億円)と試算している。

 31日の終値は、前日比33円高の1875円。

提供:モーニングスター社

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