日経平均は110円程度高、売り先行後は押し目を拾う動きが強まったもよう=12日寄り付き

 12日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比110円程度高い2万2860円前後で推移する。午前9時24分には、同123円63銭高の2万2873円87銭を付けている。朝方は、きのう11日に大幅反発した反動や、現地11日の米国株式市場で、NYダウが8日ぶりに反落し、ナスダック総合指数が3日続落したこともあり、売りが先行した。ただ、終値ベースで3日ぶりに25日移動平均線(11日時点で2万2545円)を上抜いたこともあり、押し目を拾う動きが強まったもようで、上昇に転じたもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は11日の大阪取引所終値比40円安の2万2680円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も上げている。

 個別では、じもとHD<7161.T>、ダントーHD<5337.T>、新日本電工<5563.T>、ベネフィット<3934.T>、サックスバー<9990.T>などが上昇。半面、メック<4971.T>、IFIS<7833.T>、PCDEPO<7618.T>、PCIHD<3918.T>、ネットマーケ<6175.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=106円台の半ば(11日終値は1ドル=106円12-13銭)、1ユーロ=125円台の前半(同124円65-69銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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