日経平均は203円程度高、買い一巡後も堅調な値動き続く=3日前場

 3日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比203円程度高い4万278円前後で推移する。現地2日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新したことを受け、買いが先行した。日経平均株価はきのう2日、終値ベースで心理的なフシ目の4万円を約3カ月ぶりに回復した好地合いが継続。午前9時47分には、同345円84銭高の4万420円53銭を付けた。買い一巡後も、堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比150円高の4万260円だった。

 業種別では、全33業種のうち14業種が上昇、19業種が下落している。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株が上昇。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、住友大阪<5232.T>、特殊陶<5334.T>などのガラス土石株も高い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。NTT<9432.T>、カプコン<9697.T>などの情報通信株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、霞ヶ関キャピ<3498.T>、太陽誘電<6976.T>、MARUWA<5344.T>、あみやき<2753.T>、冶金工<5480.T>などが上昇。半面、日金銭<6418.T>、松屋<8237.T>、東邦鉛<5707.T>、ゴルドウイン<8111.T>、泉州電業<9824.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=161円台の半ば(2日は161円64-66銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円24-28銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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