<米国株情報>ウォルマート、第2四半期は市場予想上回る―株価は高値更新後に軟化

株式

2020/8/20 10:33

 米小売最大手ウォルマート<WMT>が18日の寄り付き前に、21年1月期第2四半期(20年5-7月)の決算を発表。売上高は前年比6%増の1377億4000万ドル、純利益は同80%増の64億8000万ドル、一時的項目を除いた調整後の1株当たり利益(EPS)は同23%増の1.56ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 コロナ禍のなかでオンライン販売を中心としたイーコマース事業の売上高が前年比97%増とほぼ倍増し、経済活動が再開したことで実店舗の売上高も同9%増と堅調だった。政府による新型コロナ対策の失業給付加算や、雇用維持を目的とした中小企業向けの融資プログラム(PPP)などに支えられたとしている。ただ、失業給付加算は7月31日、PPPは8月8日に終了しているにも関わらず追加景気対策が承認されていないことから、市場では8月以降の個人消費の伸びが鈍化し、ウォルマートの業績にも悪影響が及ぶと危惧している。

 ウォルマートの株価は、18日の寄り付き直後に1.50%高の137.63ドルを付け、52週高値を更新した。ただ、高値警戒感や先行きの不透明感が意識されて利益確定売りが優勢となり、0.66%安の134.71ドルと反落して取引を終了。翌19日も1.71%安の132.41ドルと調整が続いた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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