GTS急伸、北海道大学および総合せき損センターと難治性骨折の治療法創出に向けた共同研究契約を締結

株式

2020/8/21 14:56

 ジーンテクノサイエンス(GTS)<4584.T>が急伸。20日引け後に、北海道大学および総合せき損センターとの歯髄幹細胞を活用した難治性骨折の治療法創出に向けた共同研究契約を締結したと発表したことが材料視された様子。株価は前日比31円高の641円まで値を上げている。

 骨折の多くは自然治癒するが、全骨折の10%は治癒に至らず、難治性骨折と呼ばれている。患者は慢性的な痛みに悩まされ、時に日常生活に支障をきたすという。特に高齢者に多く、寝たきりや要介護の原因となることから、新しい治療法の開発は社会的な急務となっており、幹細胞を用いた再生医療はその候補として研究されてきたが、中でも同社が保有する乳歯由来歯髄幹細胞はドナー年齢が若く、優れた骨再生能力を発揮するとされる。この共同研究では、子供たちの細胞で高齢者の骨の再生を助ける治療を目指す方針。

 午後2時53分現在の株価は17円高の627円。

提供:モーニングスター社

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