<相場の読み筋>8月24日

2020/8/24 7:42

 前週末21日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比190.60ドル高の2万7930.33ドル、ナスダック総合指数が同46.847ポイント高の1万1311.801ポイントで取引を終了。ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億3732万株、ナスダック市場が38億8394万株だった。米8月の製造業PMI(購買担当者景況指数)が速報値で53.6となり、市場予想平均の51.9を上回った。また、7月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で586万戸と、市場予想平均538万戸を超えたこともあり、堅調な経済指標を好感し、買い人気が高まった。NYダウ採用銘柄では、アップル<AAPL>やナイキ<NKE>、ホーム・デポ<HD>などが値上がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は、手掛かり材料難のなか週初でもあり、模様眺めムードが先行しそう。東証1部の売買代金が、活況の目安とされる2兆円割れが続くなか、引き続き値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられ、森(株価指数)よりも木(個別株)への動きが強まりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(前週末21日終値は105円51-52銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同124円93-97銭)と小動き。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ホンダ<7267.T>、任天堂<7974.T>などが、同21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所終値比10円安の2万2890円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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