コマツが小幅高、大和証は「2」・目標株価2700円に引き上げ

株式

2020/8/26 15:44

 コマツ<6301.T>が小幅高。大和証券では25日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2000円から2700円に、それぞれ引き上げている。

 グローバル建機需要がピークとなった2018年9月以降は「3」としてきたが、(1)各地の稼働率回復や米中などのインフラ投資策により2020年度の需要水準が目先のボトムと想定される、(2)新興国の経済活動再開に伴う鉱山機械需要の回復期待、(3)コンサバティブな21年3月期計画には超過余地が大きい、(4)投資指標面も22年3月期予想PER15倍強、同PBR1.1倍と低位、な点に注目としている。

 また、石炭産業への感応度の高さがESGの側面から指摘されやすく、国内同業他社の再編期待による株価上昇から株式需給面で逆風感があるのは事実としながらも、中期的視点で考えるほどに、無人化や自動運転、遠隔監視、スマートコンストラクションでの技術的優位性が際立つと考えており、建機メーカーから工事のソリューションプロバイダーへの飛躍に注目していきたいともしている。

 26日終値は、前日比9円高の2307.5円。

提供:モーニングスター社

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