<相場の読み筋>8月27日

2020/8/27 7:44

 26日の米国株式は、NYダウが前日比83.48ドル高の2万8331.92ドルと反発、ナスダック総合指数が同198.588ポイント高の1万1665.060ポイントと5日続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は5日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が7億4540万株、ナスダック市場が44億6272万株だった。米7月の耐久財受注が前月比11.2%増となり、市場予想平均の同4.3%増を大きく上回ったことを好感。ただ、ジャクソンホール会議での、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えていることから、内容を確認したいとする動きもあったようだ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 27日の東京株式は、堅調な展開か。きのう26日は、方向感に欠けるなか小幅反落となったが、「買い手掛かりは少ないものの、積極的に売る動きも乏しい」(中堅証券)との声も聞かれ、動意薄の状況が続きそう。時事通信社は、米軍高官が現地26日、中国軍が本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したことを明らかにしたと報道。米株式の反応をみたいとして、時間外取引での株価指数先物の動きを注視する展開になることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(26日終値は106円30-31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同125円51-55銭)とやや円高方向に振れている。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、ホンダ<7267.T>、任天堂<7974.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比60円高の2万3280円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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