28日の東京外国為替市場=安倍首相辞任報道受け、ドル・円急落

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2020/8/28 15:01

 28日の東京外国為替市場でドル・円は、午後に入り急落した。

 朝方、1ドル=106円60銭近辺だったドル・円は、FRB(米連邦準備制度理事会)が前日に目標物価上昇率の2%を一時的に超えることについては容認する新たな政策方針を発表し米長期金利が上昇した流れを受け継ぎ、ドル買い・円売り優勢で推移。一時106円94銭まで上値を伸ばした。

 ただ、午後に入り、安倍首相が持病の悪化を理由に首相を辞任する意向を固めたと伝わると、日経平均株価が大幅反落し、これにツレてドル・円も急落、一時106円09銭まで下押しした。その後はドルの買い戻しも入ったが、ドル・円の戻りは限られ、17時の安倍首相会見を前に下押し圧力は強い。

 15時現在、106円27銭となっている。

提供:モーニングスター社

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