日経平均は117円程度高、買い先行後も対ドルでの円安が支えのもよう=2日寄り付き

 2日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比117円程度高い2万3255円前後で推移する。午前9時12分には、同149円33銭高の2万3287円40銭を付けている。きのう1日の日経平均株価は、方向感に乏しい展開だったが、現地1日の米国株式市場で、NYダウが反発、ナスダック総合指数が3日続伸となり3日続けて史上最高値を更新したことなどから、買いが先行したもよう。その後も、為替市場でドル・円相場が、きのう1日の水準よりもやや円安方向にあることも支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比35円高の2万3195円だった。

 業種別では、バンナムHD<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が上昇。ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も高い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も上げている。

 個別では、日金属<5491.T>、Vキューブ<3681.T>、ベイカレント<6532.T>、KeePer<6036.T>、ミクシィ<2121.T>などが上昇。半面、日化薬<4272.T>、アトラ<6029.T>、アインHD<9627.T>、アイモバイル<6535.T>、ケミコン<6997.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の後半(1日終値は1ドル=105円65-67銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円68-72銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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