日経平均は293円程度高、買い先行後も対ドルでやや円安方向にあり堅調推移=3日寄り付き

 3日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比293円程度高い2万3540円前後で推移する。午前9時3分には、同333円36銭高の2万3580円51銭を付けている。きのう2日の堅調な地合いや、現地2日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数が4日続伸して連日で史上最高値を更新したこともあり、買いが先行。為替市場で、ドル・円相場がやや円安方向に振れていることもあり、堅調な動きにつながっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比205円高の2万3505円だった。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株が上昇。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も上げている。

 個別では、ツナグGHD<6551.T>、IPEX<6640.T>、T&Gニーズ<4331.T>、マツオカ<3611.T>、鎌倉新書<6184.T>などが上昇。半面、ITM<2148.T>、シンクロF<3963.T>、KeePer<6036.T>、Vキューブ<3681.T>、セグエ<3968.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=106円台の前半(2日終値は1ドル=106円06-07銭)、1ユーロ=125円台の後半(同125円93-97銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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