アスクルが年初来高値、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」・目標株価5000円に引き上げ

株式

2020/9/23 16:35

 アスクル<2678.T>が8日続伸、230円高の4375円まで買われ、9月17日に付けた年初来高値4245円を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では18日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に、目標株価を3500円から5000円に、それぞれ引き上げている。同証券では、連結営業利益予想を上方修正、あわせて目標株価を5000円に引き上げるとしている。

 「21年5月期の注目は売上総利益率」という同証券の見方に対し、21年5月期第1四半期(20年6-8月)の売上総利益率は24.8%であり、同証券予想だけでなく、前四半期と前年同期も上回ったことはポジティブであったとコメント。特需的要因も含めた感染対策商品の売上高拡大によるカテゴリミックスの変化も売上総利益率の上昇に貢献した模様であるが、この状況がすぐに収束するとは考え難く、当面続くと考えることから、「オーバーウエート」を継続するとしている。

 また、22年5月期からは原価低減施策により、継続的な改善が見込めるという従来からの見方を継続、LOHACOは、売上総利益率の改善が進み、25年5月期での営業黒字という見方も変わらないと指摘している。同証券では、連結営業利益について、21年5月期138億円(前期比56.4%増、従来66億円、会社側計画は92億円)、22年5月期163億円(従来103億円)、23年5月期177億円(同132億円)と試算している。

 23日終値は、前週末比215円高の4360円。

提供:モーニングスター社

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