<特集>環境と景気対策でEV関連(2)=三井ハイ―モーターコアで圧倒的なシェア

株式

2020/9/25 17:41

 三井ハイテック<6966.T>を狙ってみたい。同社は電気自動車、ハイブリッド車向け駆動・発電用モーターコアで圧倒的なシェアを誇る企業。21年1月期上期(2-7月)は、モーターコア主体の「電機部品」が大幅減益となりつつも連結業績は大きく改善しており、注目が怠れない。

 21年1月期上期は、売上高440億4100万円(前年同期比4.2%増)、営業損益7億2600万円の黒字(前年同期は6000万円の赤字)。「電機部品」は、3.7%増収ながら、事業拡大に向けた設備投資の実施による減価償却費の増加もあり、営業利益は9億6000万円(同40.0%減)にとどまったが、「電子部品」が、テレワークの広がりなどによるパソコン、タブレット、無線LANなどの情報通信機器関連向け半導体や5G(第5世代移動通信システム)関連向け半導体の需要増を背景に、営業損益を6億1500万円の黒字(前年同期は9億2200万円の赤字)に浮上させて全体をけん引した。

 四半期ごとの連結営業損益は、第1四半期(2-4月)の1億4700万円の黒字(前年同期は3億4700万円の赤字)に対し、第2四半期(5-7月)は5億7900万円の黒字(前年同期比2.0倍)に増大。今後「電機部品」が貢献度を高めてくれば、利益拡大にさらに弾みが付きそうだ。

提供:モーニングスター社

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