30日の東京株式市場見通し=方向感の出づらい展開か

国内市況

株式

2020/9/30 7:47

 予想レンジ:2万3400円-2万3600円(29日終値2万3539円10銭)

 30日の東京株式は、方向感の出づらい展開か。きのう29日の日経平均株価は、市場推定の9月配当落ち分を即日で埋めたことで、地合いの強さを確認する格好となった。その動きが継続することが期待されるが、日本時間の午前10時には、中国で9月製造業PMI(購買担当者景気指数)・非製造業PMIが発表されるほか、米国では大統領候補による第1回テレビ討論会が行われる。時間外取引での米株価指数先物の動きを確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(29日終値は105円55-57銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の前半(同123円28-32銭)と円安に振れている。

 29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>、ファナック<6954.T>などが、29日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比70円安の2万3450円だった。(高橋克己)

 30日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 8月鉱工業生産、8月商業動態統計

・IPO(新規上場)=アクシス<4012.T>(マザーズ)

【海外】(時間は日本時間)

・10:00 中国9月製造業PMI、中国9月非製造業PMI

・10:45 中国9月Caixin製造業PMI

・21:15 米9月ADP雇用統計

・21:30 米4-6月期GDP確定値

・23:00 米8月中古住宅販売仮契約

・韓国市場休場(10月2日まで)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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