HUGHDを大和証は「2」・目標株価3240円に引き上げ

株式

2020/10/1 16:21

 H.U.グループホールディングス<4544.T>を、大和証券では9月30日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2500円から3240円にそれぞれ引き上げている。

 21年3月期から22年3月期にかけて新型コロナウイルス検査の需要増により好業績が継続すると考えることを、投資判断引き上げの主な理由に挙げている。一方で、23年3月期は新型コロナウイルス検査の需要減や新セントラルラボの減価償却費増加により2ケタの営業減益を予想するとしている。今後5カ月で業績がボトムと見込まれる23年3月期を基準に算出した目標株価3240円に対して、現状の株価は上値余地があると考えることも、投資判断引き上げの理由としている。

 株価上昇のカタリストは、新型コロナウイルス検査の需要拡大による好業績の発表としており、特に、東京五輪の開催決定など空港検疫所での検査件数が大幅に増加するという期待の高まりは、株価にプラス影響を及ぼすと予想している。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期180億円(前期比81%増、従来95億円、会社側計画は140億―185億円)、22年3月期184億円(従来100億円)、23年3月期121億円(同96億円)、24年3月期141億円(同124億円)、25年3月期163億円(同153億円)と試算している。

 9月30日の終値は前日比55円安の2812円。

提供:モーニングスター社

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