<米国株情報>フォード、第3四半期の国内新車販売台数は前年比4.9%減

株式

2020/10/6 10:27

 自動車大手フォード・モーター<F>が2日、20年12月期第3四半期(7-9月)における国内新車販売台数を発表。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う需要急減などの悪影響により、前年比4.9%減の55万1796台となった。ただ、工場の操業休止やディーラー店の臨時休業など新型コロナの影響が大きかった前四半期(4-6月)との比較では27.2%増と急回復した。また、業界全体の前年比10%減と比較しても健闘している。

 車種別では、全体の約6割を占める主力のピックアップトラックが前年比0.6%増の31万1751台と、05年以来15年ぶりの高水準となった。主力の「Fシリーズ」が同3.5%増の22万1647台と堅調だった。また、全体の35%を占めるSUV(スポーツ用多目的車)は同0.7%減の19万1803台だったが、主力の「エクスプローラー」が前年比73.9%増の5万9060台と急増した。一方、乗用車は同37.5%減の4万8242台と、大きく落ち込んだ。

 第3四半期累計(1-9月)では前年同期比17.5%減の150万1995台となった。同業他社では、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>が同17.4%減、イタリア自動車大手フィアット傘下のフィアット・クライスラー・オートモービルズは同20%減だった。

 フォードの株価は2日に2.07%高の6.89ドルを付け、週明け5日も1.89%高の7.02ドルと買われ、4営業日続伸した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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