来週の東京外国為替市場見通し=米大統領選の討論会や米決算動向に注目
予想レンジ:1ドル=103円00銭-106円60銭
12-16日のドル・円は上値の重い展開だった。週初12日は、米追加経済対策への不透明感からドル売り・円買い優勢。13日は中国が豪州からの石炭輸入を停止していたと伝わり、リスクオフのドル売り・円買い優勢だった。14日はムニューシン米財務長官が、米大統領選までに追加経済対策の合意が難しいとの見解を示し、ドル・円は軟化した。15日は、米雇用回復への警戒感が強まり、ドル・円は上値の重い展開となった。
注目は22日に開催予定の米大統領選の討論会。足元は民主党のバイデン候補優勢の状況だが、トランプ米大統領がコロナ感染から早期回復をアピールしているほか、バイデン陣営にコロナ感染者が出たことで、選挙活動への影響が出そうだ。討論会を経て、トランプ大統領の巻き返しがあるようだと、大統領選挙の先行き不透明感が強まり、単純にドル買いへつながらない可能性もある。また、新型コロナウイルスに関しては欧米で再び拡大傾向にあることから、ロックダウンなど経済へのダメージが大きい政策などがとられた場合は、リスクオフの動きが予想される。
19-23日は、決算シーズンが本格化する中、金融大手に続き、IBM<IBM>、アマゾン・ドットコム<AMZN>、インテル<INTC>などの決算が発表される。7-9月期の業績は持ち直しているとみられるものの、10-12月期に向けた見通しが重要視される。
海外では、中国7-9月GDP(国内総生産)、中国9月鉱工業生産、中国9月小売売上高、など中国の重要経済指標の発表が相次ぐことから、こちらにも注意しておきたい。
ドル・円の上値メドは週足26週移動平均線近辺の106円60銭。下値メドは7月と9月の安値近辺である104円台前半だが、下値模索の展開となっていることから、ここを割り込むと103円程度までの下押しも想定される。
提供:モーニングスター社
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