ファナック、受注拡大に転じる、7-9月、米中回復で10四半期ぶり、営業益も市場予想上ブレ

株式

2020/10/29 15:36

 ファナック<6954.T>が29日引け後に発表した21年3月期第2四半期(7-9月)決算で、受注高が10四半期ぶりに前年同期比で拡大に転じた。また、連結営業利益も市場予想をクリアした。

 7-9月の受注高は前年同期比3%増の1265億円だった。前四半期比では17%増。主力のロボットの需要が米州や中国で拡大したほか、小型工作機械も伸びた。営業利益も前年同期比4%増の212億円と9四半期ぶりに成長し、市場予想(約150億円)を上回った。

 新型コロナウイルスの影響を脱した中国で設備投資が活性化したほか、米国向け売上高も前四半期比で拡大した。通期の営業利益の見通しは385億円から854億円(前期比3%減)に上方修正した。

 一方、中間期配当は87.93円(前年同期は125.35円)に減配する(年間配当は未定)。

提供:モーニングスター社

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