日経平均は106円程度安、米株価指数先物の下落を受け弱含みの展開に=30日寄り付き

 30日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比106円程度安い2万3224円前後で推移する。午前9時23分には同111円33銭安の2万3220円61銭を付けている。きのう29日も、下げ渋る動きをみせるなど底堅く推移したが、時間外取引で米株価指数先物が下落していることから、売り優勢のスタートとなった。その後も弱含みの動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比20円安の2万3300円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も下げている。

 個別では、カプコン<9697.T>、JSP<7942.T>、京セラ<6971.T>、保土谷化学<4112.T>、グロバル社<3271.T>などが下落。半面、エプソン<6724.T>、デクセリアル<4980.T>、アドバンテスト<6857.T>、オカムラ<7994.T>、島忠<8184.T>(監理)などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=104円台の半ば(29日終値は1ドル=104円28-29銭)、1ユーロ=122円前後(同122円37-41銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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