鳥居薬品が3日ぶり反発、大和証は「2」・目標株価3600円に引き上げ

株式

2020/11/10 16:05

 鳥居薬品<4551.T>が3日ぶりに反発。大和証券では9日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を3200円から3600円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、投資判断、目標株価を引き上げるとしている。外用アトピー性皮膚炎治療剤は安全性などが評価されているようだとし、アレルゲン免疫療法薬も成長が続く可能性が高まっていると考えたとコメントしている。利益回復が進むことで、株価の割安さが着目されやすくなるだろうとしている。

 同証券では単体営業利益について、20年12月期44億円(前期比3倍、従来28億円、会社側計画は42億円)、21年12月期56億円(従来39億円)、22年12月期61億円(同44億円)、23年12月期64億円(同50億円)、24年12月期60億5000万円(同55億円)と試算。20年12月期の増益は費用削減の効果が大きいものの、21年12月期以降はコレクチムなどの新薬の売上拡大がけん引する利益回復期に入ると予想。豊富な金融資産を活用した開発・販売品の充実も進めば、評価上昇余地はさらに拡大する可能性もあろうとしている。

 10日の終値は、前日比210円高の3300円。

提供:モーニングスター社

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