<米国株情報>JCペニー、年末商戦を前に破産法適用解除で事業再開へ

株式

2020/11/13 10:19

 経営再建中の百貨店チェーン大手ジェイ・シー・ペニー(JCペニー)は9日、ショッピングモール運営大手サイモン・プロパティ・グループ<SPG>とカナダ不動産大手ブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ<BPY>の企業連合への身売り合意を柱とした再建計画がテキサス州南部地区(コーパスクリスティ支部)の米連邦破産裁判所によって承認されたことを明らかにした。

 JCペニーは5月に連邦破産法第11条の適用を受けたが、今回の裁判所の承認により、早ければ年末商戦期を前に破産法の適用が解除され、約650店舗による事業継続が可能となる。また、約7万人の従業員の雇用も確保される見通しとなった。

 経営再建計画では、サイモンとブルックフィールドのほか、同社の大口債権者であるヘッジファンド大手H/2キャピタル・パートナーズなどの債権者もJCペニーへの10億ドルの債権を放棄する代わりに、JCペニーの資産の一部(160カ所の不動産と6カ所の配送センター)を保有する。具体的にはJCペニーの資産を投資対象とする2種類のREIT(不動産投資信託)を保有する形で行われる。

 さらに、金融大手ウェルズ・ファーゴ<WFC>も事業譲渡手続きが完了した時点で、JCペニーに極度額20億ドルのリボルビングライン(回転信用枠)を供与することで合意している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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