日産化学が年初来高値更新後に反落、通期の営業利益予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2020/11/13 16:44

 日産化学<4021.T>が反落。12日引け後の決算発表で、21年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが材料視され、株価は朝方前日比100円高の6320円まで上伸。12日の年初来高値6240円を更新したが、一巡後は材料出尽くしの動き。100円安の6120円まで値を下げている。

 21年3月期について、予想売上高は従来の2145億円から2095億円(前期比1.3%増)に減額したが、営業利益を393億円から403億円(同4.3%増)に引き上げている。売上高は、「化学品」において新型コロナウイルスの影響による需要減が大きく、計画未達となるが、利益面は、半導体材料を中心とした「機能性材料」の好調、各セグメントの固定費の下ブレ等が押し上げに働く見通し。21年3月期上期(20年4-9月)は、売上高944億9400万円(前年同期比2.0%減)、営業利益179億8000万円(同0.3%減)だった。

 13日の終値は、前日比30円高の6250円。

提供:モーニングスター社

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