セルソースが続急伸、脂肪由来幹細胞加工受託サービスが順天堂医院に採用など材料視

株式

2020/11/19 9:14

 セルソース<4880.T>が続急伸し、300円高の9270円まで買われている。18日引け後、同社の脂肪由来幹細胞加工受託サービスが、順天堂大学医学部附属順天堂医院にて採用されたと発表し、材料視された。

 順天堂医院では、スポーツ外傷・障害や変形性関節症等の運動器疾患の治療を目的として再生医療である多血小板血しょう(PRP)療法を実施しており、年間約5000件もの投与を行っている。20年12月より脂肪由来幹細胞を用いた再生医療の臨床応用も開始される予定であり、セルソースは同医院より患者の脂肪組織を預かり、脂肪由来幹細胞を分離・培養する等の細胞加工を受託して行う。

 また、同社は順天堂大学と共同研究講座「スポーツ医学・再生医療講座」(特任教授:齋田良知)を20年11月に開設したことも明らかにした。同講座は、難治性のスポーツ外傷・障害および要介護の主因となっている変形性関節症などの運動器疾患の新規治療(バイオセラピー)を開発することにより、健康寿命の延伸を目指す。また、併行して、段階的なバイオセラピーの臨床応用も展開し、12月から間葉系幹細胞(脂肪由来幹細胞)を用いた治療を開始するという。

提供:モーニングスター社

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