清水建設、同社を幹事会社とする共同企業体がフィリピンのダバオバイパス建設プロジェクトで請負契約

株式

2020/11/25 7:33

 清水建設<1803.T>は前週末20日、同社を幹事会社とする共同企業体が、3月に受注し契約交渉を続けてきた、フィリピン国南部に位置するミンダナオ島ダバオ市のダバオバイパス建設プロジェクトについて、同国公共事業道路省と請負契約を締結したと発表した。

 共同企業体の構成企業は、同社、竹中土木(東京都江東区)、地元のUlticon社の3社で、請負金額は約282億円(税込み)。ダバオバイパス建設プロジェクトは、日本の円借款により、深刻な交通渋滞の緩和とミンダナオ島最大の経済圏域の物流改善を図り、同国の経済発展に寄与することを目的に計画された。共同企業体の受注工区は、バイパス中央部分にあたる全長10.7Kmの区間。この工区には、高さ8m、幅10m、掘削断面約80平方メートル、長さ2.3Kmのトンネル2本、計900mの5橋梁、延長7.9Kmの切盛道路等が含まれる。同社と竹中土木はトンネル工区、Ulticon社が土工事と橋梁を担当し、工期は着工から約37カ月としている。

 24日の終値は、前週末比23円高の821円。

提供:モーニングスター社

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