フジッコが3日続伸、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価2560円に引き上げ

株式

2020/12/11 17:00

 フジッコ<2908.T>が3日続伸。東海東京調査センターでは10日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を2370円から2560円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では21年3月期連結業績について、売上高654億8300万円(前期比1%減、会社側計画は670億円)、営業利益49億500万円(同9.3%増、同47億円)と試算。従来同センター予想では営業利益率低下を見込んでいたものの、第2四半期累計(20年4-9月)実績を受けて、今回は上昇シナリオにしたとしている。材料費および光熱費などの減少により、売上高原価率が改善したことを背景に挙げている。ただ、22年3月期以降も人件費、物流費などのコスト負担が継続すると想定したことから、営業利益率の大幅な改善シナリオを採りにくかったともしている。

 また、21年3月期は大規模な設備投資が計画され、減価償却負担が想定される中での営業利益率改善は、第2四半期累計決算で確認された材料費および光熱費などの減少を考慮したことによるが、同社として能動的な営業利益挽回策の実行は喫急の課題と言えようとしている。

 11日の終値は、前日比42円高の2037円。

提供:モーニングスター社

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